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業務用エアコンの種類や選び方【必要性】

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業務用エアコンログの堀田です。

今回は業務用エアコンの種類を解説したいと思います。
家庭用エアコンだったら壁掛け型がほとんどだと思いますが、
実は業務用には色々な種類があり、それぞれ適した環境があります。

 

 

 

①天井埋込カセット4方向吹出形(天カセ4)
②天井埋込カセット2方向吹出形(天カセ2)
③天井埋込カセット1方向吹出形(天カセ1)
④天吊形
⑤壁掛形
⑥床置形
⑦ビルトイン
⑧天井埋込ダクト

 

 

 

①天井埋込カセット4方向吹出形(天カセ4)

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この種類のタイプの最大のメリットは、店内の景観をすっきりさせる事が出来る為、
飲食店等のインテリアゾーン(室内エリア)に良く設置されています
店内満遍なく風を行き渡らせる事が可能です。

 

各メーカーも主力で出しているタイプで比較にされやすいですね。

 

お客様を迎える施設の場合で業務用エアコンを取り付ける場合の選択肢は、
天カセ形一択ですね。

 

フィルター系オプションや空気清浄系オプションだけでなく、
自然蒸発式加湿器オプションや人感・輻射温度センサー系のオプションが搭載出来ます。
最近ではラウンドフロータイプという4方向ではなく、
360℃から風を送り出すタイプもあります。

 

デメリットとしては、やはりもろもろの代金が高い事が挙げられます。
エアコン本体の料金もそうですが、天井に埋め込む作業で
どうしても他のエアコンよりも工程が増えるので、
他の方式よりも安くなるという事は、確実にありません。

 

また、施工時にはエアコンの近くに点検口を作る事が絶対に必要になりますので、
天井が狭い場所ではそもそも設置が出来ない可能性もあります。
床と天井が5M以上だと風が来ない場合もあります。

修理やクリーニングを行う際にも、ひと手間ふた手間かかります。

 

天井埋め込み型は、コントロールBOXというものがあり、
メンテナンスや修理をする際には必ず、点検口から状態を確認致します。
それがないと簡単な修理であっても、一旦外してと大規模な作業になってしまい、
工事費が大きくなります。

 

 

 

②天井埋込カセット2方向吹出形(天カセ2)

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こちらのタイプは上記の4方向と同じく天井に埋め込むタイプです。
メリットとしては、天カセ4よりも価格が抑えられる事と
飲食店によくある店内の幅が無く、
奥が長いI字型のお店にも設置が出来る事です。

 

デメリットとしては、天カセ4よりもつけれるオプションが
フィルター系オプションや空気清浄系オプションだけになります。
メーカーによってもサイズ仕様が違ってくる為、
「A社のエアコンは設置出来るけどB社は設置出来ない」というケースもあります。

 

また、風が若干偏りやすいですね。
その他は天カセ4と同じです。

 

 

 

③天井埋込カセット1方向吹出形(天カセ1)

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こちらのメリットは、埋め込み型としては価格が安い事が最大のメリットです。
部屋が「下がり天井」という天井の高さが階層になっているタイプの天井には、
オプションを付ける事で2方向吹出型にする事が可能です。

 

ペリメータゾーン(窓際エリア)に設置するのに適しているタイプです。

ただ、やはり天カセ4や天カセ2よりも風が偏り易く、
あまり人気がございません。

 

 

 

④天吊形

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こちらのタイプはその名の通り、天井から吊り下げて設置するタイプのエアコンで、
1方向の吹出口になります。設置が楽で工事代も天カセ程かかりません
天吊り形だと設置出来ない環境はほぼありませんね。

 

工場や倉庫、教室にと様々な場所に用いられいます。
どちらかと言えば、お客様の目に触れない場所での利用が多いですね

 

デメリットとしては、やはり景観を害するので、
インテリア的には好ましい方法ではございません。
エアコンだけでなく配管もむき出しになります。

 

ちなみに、天吊形には「天吊自由形」と「天吊耐油形」というものもあります。

「天吊自由形」のエアコンは簡単に言ってしまえば
「天カセ4を外に出したタイプ」です。

 

埋め込み形の場合は、先程の記述の通り、工事費も多く費用がかかりますし、
テナントによっては設置出来ない場合の時に使用される事が多いです。
こちらのタイプは今のところダイキンしか販売しておりません。

「天吊耐油形」は飲食店の厨房向けの天吊りエアコンで
油煙に強く錆びにくいです。

 

 

 

⑤壁掛形

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こちらのタイプは、壁に設置して1方向に風を送るタイプのエアコンです。
ご自宅で使われているルームエアコン(家庭用エアコン)と形状は同じですが、
大きさはひと回りふた回り大きく、パワーも全然違います

 

床から離して設置するタイプのエアコンでは一番設置が楽で、
従業員数人規模の事務所向けです。

 

デメリットとしては、基本的に壁掛形は埋め込み形よりも音が大きい点です。
皆さんの想像通りのエアコンなので説明は割合します。

 

 

 

⑥床置形

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こちらは床に設置するタイプのエアコンで、一番工事費のかかりません。
昔は横に長く幅を取っていましたが、
現在では非常にスリムになり、場所を問わず使用されています。

 

特に体育館や映画館等の天井が高い施設では、
床から遠いので天カセ等の宙に浮いているエアコンでは風が届かない為、
床置き形が多いです。

 

メンテナンスやクリーニングもしやすい為、
素人でも出来る事が多いのもメリットです。

 

壁の側面に設置するので、どうしても隅々まで風を送る事は難しいですが、
風向きを散らしてしますので、不愉快になるほどのムラはそこまでありません。
また、温風の場合は下向きに風を送り、冷風は上に向けて風を送ります。

 

 

 

⑦ビルトイン

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こちらも天井埋め込みカセットと似ていますが大きく違うところは、
天井内にでんでん虫の目の様にダクト配管を伸ばして、
自由に吹き出し位置を選べる事です。

 

天カセでは届かない様な「コの字」や「L字」になっている部屋でも、
配管を伸ばせばカバー出来る事が特徴です。

 

また、吸い込み口は隠せる構造になっており露出するのは
吹き出し口だけになり、照明器具の位置を邪魔しない空間を作れる為、
インテリア性は抜群です。

 

デメリットは、やはり工事費用が非常に高い事です。
天カセもドレン配管(凝結した水を外へ出す配管)を通したりと
工事が一苦労ですが、ビルドインはそれよりも大変です。

 

一般の家庭でも新築を建てる時に
「せっかくお洒落な新築にしたんだから、エアコンもビルドインが良い!」
という方がいらっしゃいますが、最後まで満足という方は少ないです。

ビルドインを選ぶ方はスッキリとしたインテリア性が一番重要だと思いますが、
その為には「隠蔽配管」と呼ばれる壁の中を通す配管工事が必要な為、
建物の着工段階時にしか出来ません。

 

「露出配管」にしてインテリアを損なうのであれば、メリットはありません。

メンテナンスに関しても吹き出し口がある数だけチェックしなければならず、
メンテナンス費用も高いです。
基本的に業務用エアコンの中では人気のなく、
機能的に充実した商品が少ないのもネックですね。

 

一番出荷される家庭用エアコンと比べると商品が発表されるサイクルは長いですね。

 

 

 

⑧天井埋込ダクト

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このタイプのエアコンはビルドイン形と似ていますが、明確な違いとしては、
ビルトイン=吹出口が自由に設置が可能だが、吸込口が固定されている
ダクト  =吹出口と吸込口両方が自由設置出来る
です。

 

要するにビルドインの上位交換というエアコンになります。
ホテル等の大型施設によく見られるタイプで、
業務用エアコンの中で最も工事費がかかります。

その他はビルドインと同じ様なメリット・デメリットです。

 

 

 

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